eラーニング用 スライド作成のポイント
eラーニング用 スライド作成のポイント その1
こんにちは。キバンインターナショナルの中村おりおです。
今日は講義のスライドを作る場合の文字の大きさなどについて質問がありましたので解説がてら動画でご紹介したいと思います。
例えばこういう設問があったとします。
これは運送管理者の問題なのですけれども、設問があって問題文があって解答を選ぶとなっていたときに、文字の大きさは十分読めると思います。ただ、どうしてもスライドをいっぱいに使ってしまうので講師が邪魔ですよね。こういう場合どうしたらいいか。パンダスタジオで講義をしていただく場合だとこのように講師を消すことができますので文字のサイズ優先で画面いっぱいに使っていただいて構わないです。
それから、これの解説をするときはこういうふうになるのですが、Aが「数」で、Bが「必要となる員数の」、Cが「乗務時間」、Dが「過労運転を防止」で答えはこうですよ、という形になりました。これでも十分分かると思うのですけれども、例えば回答の表示は別スライドにするという形にすると、こんな形で少しスペースが確保できたかなと思います。若干余白があったほうが見やすいと思いますので、こんな形で少しスペースを空けて答えはこうだから解答はこうですという形にしてみました。このようにスライドを分割するということが1つの方法としてあり得るんじゃないかと思います。
例えば過去問解説の例ですけれども、過去問の選択肢がこういうふうにたくさんある。そういったときにどういうふうにするかという形ですね。前回ご紹介したのは講師を消すという方法ですね。このようにすると講師が消せます。ただ、これでもポイントサイズは19なのでPCはもとよりスマホでもギリギリ読めるかなと思うのですけれども、ちょっと文字がつら過ぎる。これをいちいち解説しようとすると、変わらない画面でどんどん読んでいく形になります。講師もいないのでなかなか視線が誘導できません。
では例えばこういうふうにするのはどうでしょうか。「問1 貨物自動車運送事業に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい」、誤っているものですよ。では選択肢を見ていきましょう。「1.貨物自動車運送事業とは、一般貨物自動車、特定貨物自動車運送事業、貨物軽自動車運送事業及び貨物自動車利用運送事業をいう」、これが誤っているか正解か考えてください。このように、次は2の選択肢を読んでいく、次は3で、というふうになっていき、だんだん講師が邪魔になってくるのでこの辺りで講師を消して「3がこれです」「4がこれです」というふうに、順番にアニメーションで出していくということによって、最初からこれが全部出ていてそれを講師が消えた状態でずっと全部読んでいくというよりもかなり変化が出てきて飽きさせない講義になると思いますので、こういうふうに設問ごとにアニメーションを入れていくということも、1手間増えますけれどもスライドを作成の際にご検討ください。
これはとある設問の解答の部分になります。ここでは「解答は1が誤りです。なぜかと言うとこういう法律があって・・・」ということなのですが、ここもこのようにアニメーションを入れて、「この3つです。そしてポイントとしてはこれとこれです」みたいに、アニメーションや色を入れるなどをすることによって視線を誘導できますのでこういったところもご検討いただければと思います。
それでは視線誘導の例です。解説でこれとこれがあって、これは違いがあって引っ掛かりやすいので十分注意しましょう、と。こういうところは講師が絶対ユーザーに伝えておきたいことだと思うので、こういうふうにもう少し大きく分かりやすく「ここに注意!」というふうに言っていただくと受講者に伝わりやすいと思うのでこういったところも、スライドの作成が終わってから見直したときに、この辺ちょっと強調しておこうかなというところを変更していただければと思います。
それから視線誘導、強調ポイントの例その3なのですけれども、「こういう設問があって、こうです、誤っているものはどれですか、ちょっと邪魔なので講師を消します、考えてみてください。答えはこれです」といった形になるのですけれども、これも解答をこんな形で赤を入れてあげたりするほうが分かりやすいかなと思います。解説をする際はこれを個別にスライドにするなり、講師は「ここの部分がポイントだぞ」というふうに指差し確認するなどを行って視線を誘導してあげてください。
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