【4dan4.jp とは?】中小企業診断士講座 金高誠司先生インタビュー (2)
中小企業診断士講座 http://4dan4.jp/ の人気講師、金高誠司先生に講義のeラーニング化に先立って心配だったことや、その克服法、さらに、これからeラーニング講義を行おうと考えている方々へのアドバイスをいただきましたので紹介致します。
eラーニング化するにあたって
– eラーニングの形でやっていくにあたり、心配だったことはどのような事でしょうか?
まずひとつは、診断士受験の市場は宅建などと比べれば小さいので、どうかなぁ、というのがひとつ。
あともうひとつは、(金高先生)僕自身、どっちかというとリアルに向いてる方の講義なのかなというのと、あとレジュメ、これが心配やったんですね。
–それらはどうやってそれを払拭したんですか?
リアルとの差
まずリアルとの差でいくと、リアルと思ってやればいいんやと。(笑)
(目の前に)受講者は居ないしないし、冗談言うてもリアクションはないけども、そこに受講生が居てはると思って、「ちゃんとやって下さいよ」とか投げかけてやれば講義として苦はないな。と。
– なるほどなるほど。目の前に居なくとも、居るものと思ってやれ、と。
– では市場規模の方はどうでしょう。
独学増加の傾向
診断士の業界は狭いけども、科目合格の制度になったので、独学がすごく増えてるんですね。どこも通学の学校って苦しんいんですね。独学が増えて。それは、こっちにとっては追い風、機会やなぁ、と。市場は小さいけど、ある程度のシェアを取れるんじゃないかなと。あとはデバイスですね。iPhoneとiPad。特にiPad。iPadは行けると思いますね。
あと、レジュメはもう力作業ですね。
– やはり、講義の際はやはりレジュメには時間を掛けられている?
レジュメは時間をかけて作る
(講義にあたって)一番大変なのがレジュメ。レジュメ作るのが大変。
受講してる人は手元になんらかの資料が欲しいと思うので、一つの科目にだいたい150~170ページくらいのレジュメがいるんですね。それ作るのが一番難しかったですね。
補足
中小企業診断士 一次試験対策講座では、1科目あたり大凡100程度のチャプターがあります。1チャプターの講義は平均10分なので、1科目は大凡1,000分、時間に直すと約17時間の計算になります。
– 1時間分10ページ分のレジュメを作るのにどれくらい大変なんですか?
まず、100チャプターの収録しようと思うと、どんなに頑張っても1日30チャプターは撮影できないので、最低でも4日はかかる。レジュメ1週間かけて作って、早くて10日、最低でも10日はかかる。逆に言うと、10日で教材できてしまうというのは、驚異的なんだと思いますけどね。
– なるほど。講義時間の10倍はレジュメ時間に必要という話もありますし、レジュメは講義の肝なんですね。
- ところで、受講者が1科目マスターするのにどれくらいかかるんですか?
通常教室の場合は、1日6時間で毎週やるのでだいたい、1つの科目は24時間くらい。24となると、ほな17時間(4dan4.jpは、1科目約17時間なので)少ないか?となるとそうではなくて、アイスブレイクも休憩も無い17時間ですから、実際は24に近づいてるはずなんです。ほぼ通学コース並なはずなんですよ。
それから、通学コースの場合ってリアルなので、先生の話術が面白と確かにわかったような気になるんですけど、そうはいっても、帰ってみると「どやったかなぁ??」 と。
そういう意味で、このやっぱり、Webっていうのはいいですね。繰り返し聞けるんで。
-それでは最後にeラーニング講義の先達として、これからeラーニング講義を行う先生に対してのアドバイスを頂きたいのですが
クロマキー合成の映像は綺麗なんですごくいい。凄くいいんですけど、必ず、講師と資料の重なりがあるので、それを意識しないといけないですね。
レジュメも細かいフォントじゃなくて、22ポイントとか、それ以上のフォントで。
大抵の人はPCだと思うんですけど、中には、iPhoneの人もいらっしゃるので、見難くならないように。
自分が収録して、じゃなくて、見た時にどう見えるか、と意識しないと厳しいですね。講師の方は教え方は上手な方が多いと思うんで心配ないんですが、どんな風に見えているかを意識しないと良いものにならないと思うんで、そこは気をつけて欲しいですね。
- なるほど、受講者からどう見えるかを意識、ということですね。貴重なアドバイス有難うございました。
- それでは今日はどうも有難うございました。
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