中小企業診断士資格支援コンソーシアム 金高誠司氏にお話を伺いました。
4dan4.jp とは?
教育講座の大手、日本マンパワーで8年間、中小企業診断士講座の統括主任講師をした経験をもとに立ち上げた、eラーニング講座です。統括主任講師の役割は3つ。カリキュラム作成。教材チェック。次世代講師の育成。これらすべての責任者をしていました。日本マンパワーで講師になるには、知識があるだけではなれません。講師養成講座で学び、さらに講師になった後もお客様の評価が低いと講師を続けられない仕組みです。その中で培われ、洗練し続けたコンテンツをお届します。
受講生の合格実績をお教えください。
通常、中小企業診断士試験の1次試験合格率は約20%、1次・2次試験ストレート合格率は約4%です。日本マンパワー時代は通学者の4割ぐらい合格して頂いているので、一般の約2倍の合格率です。ある年では、東京の2次試験の合格者が全体で200名の中、そのうち100名ほどは私が受け持った講座の受講生でした。毎年少なくとも50名ほどは私の受講生です。
なぜ、そのような高い合格率を保てるのでしょうか?
私の講座の特徴は、暗記を重視しないことです。物事の関連を理解するのが中心となります。試験対策としては暗記も重要な部分もあるのですが、それは最後にしても十分間に合います。まずは体系的に理解して、中小企業診断士として最も大切な、ロジカルシンキングのスキル向上に重点を置きます。合格はもちろん、診断士をとった後に会社に勤めても役に立つ、独立しても役に立つ、そこまで目指した講座です。また、実際に診断士としての業務経験が、指導に活きています。
実践経験のある講師と、講師専任の講師はどう違うのでしょうか?
2次試験には、ケーススタディでのコンサルティングが出題されます。自分で実際にコンサルティングをやりながらだと、実際に悩んでいる人に提案していることが、そのまま試験でも活きるのです。また、紙の上でのコンサルティング対策だけ勉強しますと、診断士になったときに、よい診断士になれません。私の講座では、実際のコンサルティング経験から多くのケーススタディに対応できるような指導を行っています。また、長年に渡ってブラッシュアップしてきた独自のフレームワークを使用し、試験にも実践にも対応力を高めることができます。
金高先生自身は診断士をとる前と、とった後ではどのように変わりましたか?
ビジネスマンとしてきちんと評価されるようになりたかった。そもそもはそれがきかっけでした。もともとはちょっとダラっとしたところのある性格なので(笑)。自分にとってはその「きちんと評価される」対象が診断士でした。診断士になってからは、ロジカルシンキングが強くなりましたね。大体どこの会社がどんな財務になっているか、数字の上できちんと分かりますし、講師としても評価されるようになりました。多くの受講生から卒業後にも連絡を頂き「このやり方でしか合格できなかった」と言ってくれる。応援団になってくれる。試験として教えたフレームを今も実務で使ってくれている。こう言ってくれるときが大変な喜びです。
講座への思い
忙しいビジネスパーソンの時間を支援したい。たとえば、仕事の事情で、20万円かけて、学校に通って夕方6時から9時まで勉強するのが無理な人もいます。学校がない地域の人も支援したい。学校に通わなくても、ちょっとずつでもiPhoneで勉強して、合格してもらいたい。一般に一次試験には1,000時間の学習が必要といわれています。このeラーニング講座はコンテンツ総時間を約100時間に濃縮していますので、それを何周かしていただいても、だいぶ短縮して頂けると思います。
受講生へのメッセージ
診断士には「現場での対応力」が求められます。ただ試験に合格するだけでなく、仕事として使えるようにするには、暗記では対応できませんし、暗記だけで資格をとれたとしてもあまり意味がないでしょう。もし「A社がこんな風に悩んでいる」と暗記していっても、実際に行ったら全然違うことを言われるかもしれない。暗記では対応できないわけです。だいたいでいいので、こういう流れでこういう業界だと、関連をおさえることが大切です。将来的には、当講座の受講生・卒業生には、合格支援だけでなく、資格の活用支援、つまり仕事として活用の支援も行っていきたいと思います。ぜひ末長いお付き合いをしましょう。
著書
・ロジックで解く中小企業診断士試験財務・会計問題集
・ロジックで解く中小企業診断士第2次試験問題集~5POWERSで導く合格答案~